ビフィズス菌

ビフィズス菌とは

人間にとって良い働きをする腸内細菌には善玉菌がありますが、乳酸菌とビフィズス菌があります。

乳酸菌は酸素があっても無くても生存する事が可能で、自然界に広く分布し動物の乳や植物などにも存在しますが、ビフィズス菌は嫌気性細菌と言い酸素のある環境では生育が出来ないので動物の大腸のみに存在しています。

ビフィズス菌は、腸内細菌の一種でビフィドバクテリウム属に属する細菌です。

細菌は生存の為に外部から栄養素を摂取してエネルギーを取り出しますが、この活動を代謝と言います。

ビフィズス菌の栄養素は人間と同じではないので人間が食べたものから栄養を摂取する事が出来ません。

ビフィズス菌の栄養素は、難消化性物質と呼ばれる人間が摂取しても人間には栄養として吸収されず腸まで届く栄養素がありこれらを栄養分としています。

難消化性物質には、オリゴ糖や食物繊維がありこれらを栄養素として摂取して分解、吸収する事でエネルギーを生み出しています。

ビフィズス菌がエネルギーを取り出す代謝をすると、代謝物として乳酸と酢酸と呼ばれる物質を作り出しますが、乳酸や酢酸は腸を産生にすることで悪玉菌の増殖を抑制します。

また、これら乳酸や酢酸には腸を活発にしたり免疫を刺激して向上させる機能があるので、ビフィズス菌の摂取はこれらの効果が望めます。

ビフィズス菌は嫌気性細菌ですが酸素を嫌うと言っても、酸素に触れている乳製品の中で死滅するわけではなく、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が発酵する事で、ビフィズス菌の生存する環境を作り出しています。

代表的なビフィズス菌の種類

ビフィズス菌は、32種類に分類され人間の体内で確認されているのは約10菌種です。

ビフィダム菌

このビフィズス菌は、整腸作用や悪玉菌の増殖を抑制する働きの他、ビタミンB群の生成やコレステロールを吸収する働きがあります。

ロングム菌

一般的なビフィズス菌で大腸まで届いて悪玉菌を減らす働きをします。

アドレスセンティス菌

腸に棲んでいる常在菌で、腸内で悪玉菌を減らしビタミンを合成します。

ブレーベ菌

赤ちゃんの腸内に含まれるビフィズス菌で、悪玉菌の良く性の他、抗アレルギー作用が高いのが特徴です。

ビフィズス菌の効果

ビフィズス菌効果

善玉菌の一種として腸内で人体に有益な働きをするビフィズス菌ですが具体的にはどのような働きをするのでしょうか?

食物の分解や吸収をして老廃物を排出する役割を担う腸ですが、免疫細胞が集中し免疫機能としての役割も担っています。

この腸の働きを活発にするビフィズス菌には下記の効果があるとみられています。

便秘・下痢の解消

腸内で人間な有害な物質を出す悪玉菌ですが、悪玉菌が出す有害物質は便を腐敗させるだけではなく、腸にダメージを与えます。

腸内環境が悪玉菌が優勢な状態になると、腸の活力は弱り下痢や便秘などの便通異常につながります。

ビフィズス菌が産生する乳酸・酢酸は腸内を酸性にして腸内の悪玉菌を減らし、酸性の環境を好む善玉菌を増やします。

善玉菌が優勢になり腸の活力が戻ると腸のぜん動運動が活発になり、便秘や下痢の感症につながります。

免疫力を高める

人間の腸は食物の分解や吸収だけではなく、人間の免疫機能を支えています。

人間の免疫細胞の60~70%が腸に集中して存在し、病原菌やウイルスなどの外敵を排除しています。

悪玉菌が増えて腸の力が低下すると免疫機能も低下し、悪玉菌が出す毒素が腸壁から吸収されて全身に巡り、病気や生活習慣病になります。

ビフィズス菌の産生する有機酸は、腸の免疫機能を活性化する働きがあるのに加え、悪玉菌を抑制します。

花粉症などアレルギーの症状を改善する

アレルギーとは、免疫機能が過剰反応し外敵では無いものに対して働いてしまう反応です。

いわば免疫細胞が暴走して逆に身体を傷つけてしまう現象ですが、ビフィズス菌の産生する有機酸はこの免疫細胞の過剰反応を抑える働きがあるとされます。

ビフィズス菌を摂取する事で、目や鼻のかゆみなどの花粉症の症状が改善されたという研究結果もあるようです。

肌の調子を整える

肌の活力は細胞が十分な栄養を吸収できる環境で、タンパク質やミネラル、ビタミンなどが腸でしっかり吸収されることが大切です。

悪玉菌の増加で、消化や吸収に障害が出ると栄養分が不足して肌の不調につながります。

ビフィズス菌の出す有機酸が腸の活力を上げて栄養素を吸収することで十分な栄養が肌の細胞にまで行き渡り肌の調子を向上させます。

便の悪臭が抑えられる

便の悪臭は大腸に滞留した便を悪玉菌が腐敗させることで産生される、インドール、スカトール、硫化水素、メタンなどです。

ビフィズス菌の出す有機酸は善玉菌が優勢にしてこれら悪臭の原因を作る悪玉菌を減らします。

おすすめランキングバナー