細菌の分類

生物の分類には動物、植物、微生物に大きく分かれますが、この分類とは別に細胞の構造による違いとして、真核生物と原核生物に分類されます。

動物と植物は全て真核生物ですが、微生物にはミジンコなどの原生動物、海藻などの藻類、キノコやカビの菌類などのように真核生物に分類されるものと、バクテリアと呼ばれる乳酸菌や大腸菌などが属する古細菌=真正細菌に分類される原核生物に分かれます。

最も種類が豊富で、変化に富む分類が細菌と呼ばれる古細菌と真正細菌です。

地球が誕生したのは46億年で30億年ほど前に海の中で地球最初の生物とされる細菌が誕生しました。

その後、生物の進化の過程と様々な役割を分業する細菌が結合した多細胞生物とたった一つの細胞で生きていく単細胞生物に分かれていきました。

細菌の仕組み

細菌の大きさは小さく顕微鏡でやっと見れるくらいで数100個並べてやっと1ミリメートルになる程度です。

細菌内にはDNAに遺伝情報を格納しており、細胞分裂や出芽することによって増殖します。

細菌はその種類によって形が決まっており、丸い形のものは球菌、細長い物は桿菌、渦巻状の物は螺旋菌と呼ばれます。

これら細菌は単体で存在したり、複数個が連なったりした状態で存在します。

細菌の多くは、自分で動くことができず水や空気など媒体の移動によって自分を移動させますが、細菌の中にはべん毛と呼ばれる足を持ち、エサの有る場所に向かって泳いだり、有害物質からのがれる動作をするものがいます。

べん毛は、髪の毛のように無機質なものに見えますが、このべん毛はスクリューのように回転し推進力を得ます。

この回転部分はタンパク質で構成されており、医療器具の動力としてナノテクノロジーの分野で応用できるように研究がされています。