乳酸菌とは

乳酸菌とは

にゅうさん子にゅうさん子

名前は良く聞くけどどんな細菌なんだろう?

博士博士

よし、では今から解説しよう。

生物は外部から栄養分を取り込み代謝をしてエネルギーを取り出し活動をしてるね、人間も同じだね。

乳酸菌も同様に糖をとりこみ代謝をしてエネルギーを取り出してるんだけど、代謝物として乳酸、酢酸などの有機酸を産生するんだ。

乳酸菌とは、糖を分解し乳酸を産生する細菌の総称で、自然界に広く分布し哺乳類の腸内、牛乳や乳製品の中、植物の中にも存在してる生物なんだよ。

乳酸菌の定義

  • 糖を分解して酸性する代謝物の50%以上が乳酸である
  • 形状は、棒状または円柱状の「桿菌」、球状の「球菌」である
  • グラム染色すると陽性反応を示す(青くなる)
  • 毒性物質を出さない
  • 酸素があっても生きられる通性嫌気性

乳酸菌のプロバイオティクス効果

にゅうさん子にゅうさん子

何故?乳酸菌が健康に良いっていわれてるの?

博士博士

従来の細菌へのアプローチは抗菌や殺菌などのアンチバイオティクスと呼ばれるものが中心だったんだ。

つまり、細菌は人間に害のあるものでそれを取り除くっていう考え方だね。

しかし、人間に有益な活動をする細菌が見つかるに至り、現在では有益な細菌は積極的な活用をすると言う考え方、プロバイオティクスという考え方がでてきたんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

乳酸菌は人間に有益な活動をするってことね。

博士博士

そうだね。

実は腸内には、人体に有益な善玉菌、有害な悪玉菌、どちらでもない日和見菌が共存しており、善玉菌を摂取して健康に役立てると言う考え方が注目されてるんだ。

これら善玉菌と呼ばれる細菌の中に、乳酸菌、ビフィズスやそれらを含む食品を摂取することをプロバイオティクスと呼ぶんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

なるほど~、ではどのような効果があるんですか?

博士博士

プロバイオティクスの効果は、善玉菌が代謝により産生する有機酸と呼ばれるものが腸の中を酸性にし、悪玉菌を抑制し腸内環境を改善し、便秘や下痢の改善、免疫力アップ、アレルギー抑制などの効果が様々な研究で明らかになってるんだ。

詳しくはコチラを見てね。

乳酸菌の種類

乳酸菌の種類

にゅうさん子にゅうさん子

乳酸菌って一種類じゃないみたいね

博士博士

そうなんだ、ヨーグルトなどを見てみるとそれぞれ違う乳酸菌を使っているのがわかるよね。

乳酸菌はお腹の中で活動していく中で乳酸を作り出す役割がある細菌の総称で、その種類はたくさんあってそれぞれ特徴があるんだよ。

ヨーグルトや乳製品、乳酸菌飲料にはもちろん入ってるけど、発酵を利用した漬物などにも含まれてるんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

えー!乳製品だけじゃなくて漬物にもー?

博士博士

そうなんだ、詳しくはコチラで解説しているよ。

博士博士

乳酸菌は自然界に広く分布して、動物の腸管や乳の中に存在するものから、植物に付着しているものまで様々なんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

動物性と植物性があるのね

博士博士

動物性の乳酸菌は乳由来のものが主で、ビフィズス菌をはじめヤクルト菌、LG21、コッカス菌、クレモリス菌、アセトバクター菌など、色々な種類があり、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどに含まれているのが動物性乳酸菌と言えるね。

動物性の乳酸菌は単独で活動し、私たちの体の中に入った時に多くの菌が腸に到着する前に死滅してしまうことが多いんさよ。

にゅうさん子にゅうさん子

腸内に届く前に死んじゃうの?

博士博士

ただね、菌体成分にも効果があり分解された後に腸に着いてから腸を刺激するという働きを持ってるんだ。

この腸の刺激のおかげで免疫機能が上がる効果も期待でるし、植物性乳酸菌の餌となってくれるので、定期的に取ることで腸内のバランスも保てるのさ。

また、有胞子乳酸菌のように例外的に胃酸や熱に強い種類があり、これは胃酸のような過酷な環境では胞子の殻に閉じこもりやりすごし、腸に到達すると殻から出て活動する強い種類もあるんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

動物性は弱いのが特徴だけど、有胞子乳酸菌は強いわけね。

博士博士

一方で、植物性の乳酸菌は植物由来で植物を原料にした発酵食品に多く含まれ動物性のように栄養価が豊富な環境ではなく栄養価の少ない過酷な環境でも生存できる種類で塩分に対しても死滅しないという特徴があるんだ。

発酵食品の漬物などの植物性の乳酸菌が含まれていることが多く他の微生物が一緒でも生きていけるし、栄養状態が比較的悪くても死滅しないんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

植物性乳酸菌は厳しい環境で鍛えられた強い菌ってわけね。

博士博士

植物性乳酸菌と言えばラブレ菌が有名で、京都のすぐき漬けの中に含まれている乳酸菌で他の乳酸菌に比べると胃酸などにも強いので生きたまま腸に届く菌なんだ。

他にもザワークラウトやキムチやザーサイなどといった世界的にも有名な漬物にも含まれているので知らない内に摂取している乳酸菌とも言えるね。

にゅうさん子にゅうさん子

ラブレっていう種類は強い乳酸菌ってことね。

博士博士

どちらか偏って取るよりかは動物性、植物性をそれぞれバランスよく摂取することでそれぞれ違う働きをして効率よく体の中で活動してくれるんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

他には強い菌ってあるのかな。

博士博士

乳酸菌では無いけど、ビフィズス菌と呼ばれる人の人などの哺乳類の腸管に定着している善玉菌があり、この種類はもともと人の腸と相性が良いので生きて腸まで届くんだ。

詳しくはコチラを見てね。

胃酸に負けない乳酸菌とは

にゅうさん子にゅうさん子

さっき胃酸で死滅するって言ってたけど、胃酸ってそんなに強力なの?

博士博士

人は口から物を摂取すると口で噛み砕いて、胃酸で消化して腸で吸収するというのが消化吸収の大きな流れだよね。

胃では、胃酸というたいへん強力な酸(pH1~2)で食物を分解し消化するんだけど、同時にと食物と一緒に体内に入った雑菌の殺菌をしているんだ。

肉片ほどの大きな塊をとかす酸なので、タンパク質でできている胃そのものを消化しそうだけど、胃酸から胃を守るために胃の内側の粘膜から「粘液」が分泌され、粘膜を粘液の薄いベールで守ってるんだよ。

このように胃を通過する細菌やウィルスはこごとくこの強力な胃酸により死滅してしまうんだけど、一部の腸内細菌はこの強力な胃酸でも死滅せずに腸まで届くんだ。

胃酸分泌の仕組み

胃液の成分

  • 胃酸(塩酸):食物繊維をやわらかくする。
  • ペプシノーゲン:胃酸によってタンパク質消化酵素であるペプシンに変化する。
  • 胃粘液:胃粘膜を保護する。

胃液の分泌をコントロールする器官

  • 脳相:見た目・におい・味の刺激により胃液の分泌をコントロール
  • 胃相:胃に食物が入ってきた反射刺激で胃液が分泌される
  • 腸相:胃から十二指腸に食物が送られると、胃液の分泌をストップ

胃酸が多く出る時間帯

博士博士

胃酸が一番分泌される時間帯は、酸度の高い胃液が大量に分泌される食後1~2時間であるとされるんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

では、乳酸菌をとるときはその時間は避けたほうが良さそうね。

胃酸に負けない乳酸菌はどれか?

にゅうさん子にゅうさん子

そんなに強い胃酸があるなら口から入った善玉菌はみんな死んでしまうの?

博士博士

健康の為に口から摂取する乳酸菌やビフィズス菌は全て胃酸で死んでしまうのかというとそうでは無いんだ。

以下の強い菌種はその独特な特性により胃酸にま負けず腸まで届くから見てみよう。

有胞子乳酸菌

有胞子乳酸菌は、生存が不可能な過酷な環境では硬い殻に守られた胞子の中で過ごし、生存に適した腸まで到達すると胞子をから出て活動し始めます。

ですので、胃酸や熱などの過酷な腸内環境をくぐりぬけて腸まで到達して増殖する事が可能です。

植物性乳酸菌

乳由来の乳酸菌は比較的栄養豊富な環境で過ごしていますが、植物性乳酸菌が生存している環境は栄養価が少なく、塩分が強かったり酸が強かったりする環境なので、そのような環境で生きていける強い乳酸菌です。

ですので、人間の腸内でも死滅せずに生きて腸まで到達して元気に活動を始めます。

ビフィズス菌

もともとが動物の腸内に住んでいる細菌なので、人間の胃腸とも相性が良く、生きて腸まで届き活動する事が出来ます。

乳酸菌の選び方

サプリメントを選ぶ時は、これらの胃酸に負けず腸まで届き、腸内のような細菌にとって過酷な環境でも生きていける強い菌種を選ぶと乳酸菌の効果が期待できます。