善玉菌

博士博士

腸内細菌の分類は人体に有益かどうかで善玉菌、悪玉菌、日和見菌で分けられるんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

お腹の中には良い菌と悪い菌がいるのね。

博士博士

そうなんだ。

腸の中の環境を良くしてくれる乳酸菌やビフィズス菌などに代表される善玉菌がある一方、有毒な成分を出して腸の働きを阻害するような悪玉菌がいるんだよ。

成人の腸内細菌の割合としては良い方は思ったよりも少なく、善玉菌は全体の2割ぐらいしかいなくて、悪玉菌は1割ほどいるといわれてるね。

にゅうさん子にゅうさん子

残りの7割はどんな菌なの?

博士博士

残りの7割は日和見菌といわれ、

特徴は善玉菌が多い健康状態が保てている時には特に体や腸にとって影響が出ることは無いんだけど

悪玉菌の勢いが出てきてしまうと一緒に悪い働きもしてしまうという菌になんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

だから日和見と呼ばれるのね。

博士博士

腸内の中では善玉菌と悪玉菌が常に戦っているような状況でね、

善玉菌が優勢な状況が良い状態なのだが、悪玉菌が優勢になってしまった時には体調不良を引き起こすんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

どうすると悪玉菌が増えちゃうのかな?

博士博士

腸内環境の細菌バランスは年齢も関係していてね

生まれた時には善玉菌が多くて乳児は9割がビフィズス菌などが占めてるんだけど、

年齢と共にだんだんと悪玉菌が増える傾向にあり、老年になっていくとだんだんビフィズス菌などが減っていくんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

年齢が原因なのね?

博士博士

年齢だけではなく、食生活によってもバランスは悪くなるんだ。

悪玉菌の栄養源は人間が好むものと一緒で脂質なので、脂質が多い食生活はNGなんだよ。

動物性乳酸菌を含む乳製品、そして植物性乳酸菌を含む野菜などを肉や魚、豆類などと一緒にバランスよく食べて善玉菌を補給することもおすすめだよ。

善玉菌は腸のどこにいて、寿命はどのくらいか?

博士博士

腸内では腸内フローラと呼ばれる腸内環境があり細菌がそれぞれ生存をかけて戦い、勢力圏を広げようとしてることは説明したよね。

にゅうさん子にゅうさん子

その腸内フローラってどの腸を指すの?

博士博士

腸内フローラは人間と共存している細菌のかたまりなので人間の消化管に存在しているんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

消化管ってことは胃とか?

博士博士

胃は消化液と言う酸で満たされているので、細菌がここに定着することはできないんだ。

定着している部位は、回腸から大腸にかけて分布していて、腸内細菌全体では100兆個500種類にもなり重さにすると1kgにもなるんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

そんなにたくさんの細菌が腸にいるの!

博士博士

口から摂取し腸まで届いた善玉菌は、1週間程度で便に混じり体外へ排出されてしまうんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

大腸まで届いても長くは滞在できないのね。

博士博士

善玉菌が合成する栄養素を人間は体内で合成できないので、善玉菌を体内にとどめて働いてもらう必要があるんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

つまり善玉菌を定期的に摂取しなくちゃいけないのね。

博士博士

そうなんだけど

より効果的にするにはオリゴ糖や食物繊維など善玉菌のエネルギー源とばる栄養素を一緒に摂ると良いんだよ。

過酷な環境で生きている腸内細菌

にゅうさん子にゅうさん子

先ほど胃で細菌が死滅するって言ってたけど、善玉菌を含む食品を食べても死んじゃうんじゃないの?

博士博士

その通り!

人間の体には免疫という外部から侵入する細菌やウィルスなどの外敵を排除する働きがあり、もちろん口から侵入する細菌もこの免疫により撃退されてしまうね。

一方で、免疫には無害なものには攻撃しない機能も有ってね、腸内細菌はこの免疫により選別されたり、免疫をくぐりぬけた細菌が生存できるんだ。

人間の消化管は食物の分解をする働きがあり、胃酸や胆汁酸などの消化液や消化酵素が分泌されほとんどの細菌がここで死滅してしまうんだけど、腸まで到達し増殖できる限られた種類の細菌があるんだ。

胃酸や熱に負けない強い菌として有胞子乳酸菌、植物性乳酸菌、ビフィズス菌などが腸まで届く種類としてあげられるね。

善玉菌の種類

善玉菌の種類

にゅうさん子にゅうさん子

具体的にはどんな細菌が腸まで届く善玉菌なのかな?

乳酸菌

博士博士

乳酸菌はヨーグルト、チーズ、漬け物、味噌などの発酵食品の製造過程で自然に入るか人為的に加えられているね。

乳酸菌は糖を摂取して乳酸や酢酸を産生するんだけど、これら酸は腸内を酸性にして悪玉菌の繁殖を抑制してくれるんだ。

乳酸菌の出す有機酸は腸の活動を活性化させたり免疫器官を向上させる機能があり、便秘解消や、免疫力の向上にもなるんだよ。

ほとんどの乳酸菌は胃酸で死滅してしまうけど、腸まで生きて届く強い種としては有胞子乳酸菌や植物性乳酸菌があるんだ。

ビフィズス菌

博士博士

ビフィズス菌は元々人間の腸内に存在する常在菌で酸素のある環境は苦手で、酸素の無い大腸に主に存在てるね。

ビフィズス菌の出す代謝物は乳酸菌を増やす役割があるので腸内の善玉菌を増やすんだ。

人間の大腸内に存在する善玉菌のほとんどははビフィズス菌で、生後すぐに共存関係が生まれますが加齢やストレスで減少してしまうんだ。

ビフィズス菌も腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を抑えたり、その酸性物がミネラルの吸収を助ける働きをするんだよ。

にゅうさん子にゅうさん子

乳酸菌もビフィズス菌もどちらも腸内環境を改善する役割がるのね。

博士博士

そうなんだよ。

これら善玉菌が産生する物質は人間は合成できないから、加齢とともに減少するので定期的な補給が必要だね。

善玉菌の効果

善玉菌の働き

腸内環境の正常化

博士博士

善玉菌には乳酸菌やビフィズス菌がありこれらは腸まで消化されずに届いた難消化性の物質をエネルギー源にして乳酸や酢酸などの有機酸を酸性し腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を抑制するって説明したね。

にゅうさん子にゅうさん子

そして、悪玉菌は人体に有害な影響を与えるってこともね。

博士博士

悪玉菌は、脂質やタンパク質から有害な物質を産生し腸にダメージを与え、更にその有害物質が腸から吸収され全身にまwってしまうんだよ。

悪玉菌が増えると、腸の免疫力や腸の活力の低下により便秘など様々な症状につながるんだ。

にゅうさん子にゅうさん子

つまり善玉菌の効果って悪玉菌による様々なデメリットを改善するってことね。

博士博士

整腸作用

代謝物である短鎖脂肪酸と呼ばれる有機酸は、大腸の粘膜を刺激し、腸内での便の移動を担うぜん動運動を活性化させるんだ。

ぜん動運動を活性化させると、排便を促し、便秘や下痢の解消につながり、腸内に滞留した消化物の腐敗を防ぐんだよ。

コレステロールを抑える

コレステロールは、人間の細胞に欠かせない構成要素なんだけど、悪玉コレステロールが増えると、血管壁に蓄積し動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まるよね。

善玉菌の菌体成分には、コレステロールと結合する性質があるので、吸収し排便時に、余分なコレステロールを排出するんだ。

ビタミンと酵素を産生する

善玉菌が代謝により産生する物質にビタミンB、ビタミンK、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ニコチン酸、葉酸などの栄養素を合成するから美容や健康に良い効果が期待できるね。

これらのビタミンは食物から摂取された場合、壊れやすいので食事から吸収するのは難しいんだけど、善玉菌が腸内で合成する事で人体に吸収されるんだよ。

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